10円玉のデザインで有名な鳳凰堂を持つ寺院。藤原氏ゆかりの地で、阿弥陀如来像や浄土庭園が見どころ。

正式名称平等院びょうどういん
宗派/御祭神単立
所在地〒611-0021 京都府宇治市宇治蓮華116 京都府宇治市宇治蓮華116(地図
URLhttps://www.byodoin.or.jp/
見ごたえ4
ベストシーズン春(藤の花)

歴史・由来

平等院は1052年、藤原道長の子・藤原頼通によって創建されました。平安時代後期は末法思想が広がり、人々は極楽浄土への往生を願うようになります。頼通は宇治の別荘を寺院に改め、極楽浄土をこの世に再現しようとしました。翌年には阿弥陀堂(現在の鳳凰堂)が完成し、阿弥陀如来坐像を安置します。鳳凰堂はその優美な姿から「平安建築の傑作」と称され、数々の仏教美術とともに平等院は文化財の宝庫となっています。1994年にはユネスコの世界文化遺産「古都京都の文化財」に登録され、日本文化と浄土信仰を象徴する寺院として高い評価を受けています。

見どころ

平等院の象徴は、国宝の鳳凰堂(阿弥陀堂)です。池の中央に建ち、左右対称の美しいシルエットは極楽浄土の宮殿を表現しています。内部には定朝作と伝わる阿弥陀如来坐像(国宝)が安置され、天蓋や壁画、雲中供養菩薩像などが極楽世界を描き出しています。境内の「平等院ミュージアム鳳翔館」では仏像や宝物が展示され、特に鳳凰堂屋上の鳳凰(国宝)の実物が見られます。また、庭園は浄土式庭園として名高く、季節ごとに桜や藤、紅葉が彩ります。5月頃には藤棚が見頃となり、紫の花が垂れ下がる美しい光景が広がります。夜間ライトアップや季節限定の特別公開もあり、訪れるたびに異なる魅力を楽しめます。

交通アクセス

最寄りの交通拠点:JR奈良線「宇治駅」または京阪宇治線「宇治駅」から徒歩約10分
JR京都駅からのアクセス:JR奈良線「宇治駅」下車 徒歩約10分(所要約20〜25分)

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