豊臣秀吉が花見を催したことで有名な寺院。五重塔や桜の名所としても知られ、世界遺産に登録されている。
正式名称 | 醍醐寺 |
宗派/御祭神 | 真言宗醍醐派 |
所在地 | 〒601-1325 京都市伏見区醍醐東大路町22(地図) |
URL | https://www.daigoji.or.jp/ |
見ごたえ | |
ベストシーズン | 春(桜の名所) |
歴史・由来
醍醐寺は874年、空海の孫弟子にあたる理源大師・聖宝(しょうぼう)によって開かれた寺院です。平安時代から歴代天皇の厚い帰依を受け、特に醍醐天皇が大規模な伽藍整備を行ったことで知られています。中世には豊臣秀吉が「醍醐の花見」を行ったことで名を高め、桃山文化を代表する寺院として発展しました。境内は上醍醐・下醍醐・三宝院の三つのエリアに分かれ、伽藍や庭園、文化財が数多く残ります。1994年にはユネスコの世界文化遺産「古都京都の文化財」に登録され、日本の宗教文化と庭園美を伝える重要な史跡となっています。
見どころ
醍醐寺は広大な境内に貴重な文化財と自然美が調和した寺院です。国宝の五重塔は京都府内最古(951年建立)の木造建築で、優雅な姿が境内を代表する景観となっています。また、本堂である金堂(国宝)や薬師堂、清瀧宮拝殿など歴史的な建築物が立ち並びます。三宝院は桃山時代の名園として知られ、豊臣秀吉が自ら設計に関わったとされる庭園が見事です。春には約1000本の桜が咲き誇り、「花の醍醐」と称されるほどの景観美が楽しめます。秋は紅葉の名所としても有名で、上醍醐へのハイキングコースから望む自然も魅力の一つです。文化財の宝庫として、霊宝館には仏像や絵画、書跡など国宝・重要文化財が多数収蔵・展示されています。
交通アクセス
最寄りの交通拠点:地下鉄東西線「醍醐駅」から徒歩約10分
JR京都駅からのアクセス:地下鉄烏丸線「烏丸御池駅」で東西線乗換、「醍醐駅」下車 徒歩約10分(所要約30分)