全国の稲荷神社の総本宮。千本鳥居が幻想的で、商売繁盛・五穀豊穣のご利益がある。外国人観光客にも大人気。
正式名称 | 伏見稲荷大社 |
宗派/御祭神 | 稲荷大神 (宇迦之御魂大神ほか4柱の総称) |
所在地 | 〒612-0882 京都府京都市伏見区深草藪之内町68(地図) |
URL | https://inari.jp/ |
見ごたえ | |
ベストシーズン | 秋(紅葉と参道散策) |
歴史・由来
伏見稲荷大社は、和銅4年(711年)に創建されたと伝わる古社です。稲荷山に鎮座し、稲荷大神(宇迦之御魂神)を主祭神としています。農業の神として五穀豊穣や商売繁盛、家内安全の御利益が信仰され、平安時代には朝廷からも篤く崇敬されました。江戸時代以降は商人の信仰が特に厚く、全国に稲荷信仰が広まりました。境内には奉納された無数の鳥居が建ち並び、「千本鳥居」として知られています。これは願い事が成就したお礼として建てられたものです。現在でも日本国内外から多くの参拝者が訪れ、京都を代表する観光名所となっています。
見どころ
伏見稲荷大社最大の見どころは、圧巻の「千本鳥居」です。朱色の鳥居が連なる幻想的な光景は、まさに伏見稲荷ならではの魅力です。本殿(重要文化財)は1499年に再建された優美な建築で、稲荷造と呼ばれる独特の様式が特徴です。境内から稲荷山の山頂までは約4キロの参道が整備され、途中には奥社奉拝所や熊鷹社、四ツ辻など見晴らしの良いスポットがあります。稲荷山全体が信仰の対象であり、山中には無数の祠や石灯籠、狐の像が点在しています。春は桜、秋は紅葉と自然の美しさも楽しめ、朝や夕暮れ時の参拝は特に幻想的です。また、稲荷の神様の使いとされる狐をモチーフにしたお守りや絵馬、お稲荷さん(油揚げ)にちなんだグルメも楽しめます。
交通アクセス
最寄りの交通拠点:JR奈良線「稲荷駅」すぐ
JR京都駅からのアクセス:JR奈良線「稲荷駅」下車すぐ(所要約5分)