正式名称は慈照寺。足利義政が建立した東山文化の象徴で、わびさびを感じる庭園が魅力。

正式名称東山慈照寺とうざんぎんかくじ
宗派/御祭神臨済宗相国寺派
所在地〒606-8402 京都府京都市左京区銀閣寺町2(地図
URLhttps://www.shokoku-ji.jp/ginkakuji/
見ごたえ4
ベストシーズン春(苔庭と新緑)

歴史・由来

銀閣寺は正式には「東山慈照寺(とうざんじしょうじ)」と称し、室町幕府八代将軍・足利義政によって1482年に建立されました。義政は祖父・足利義満が建てた金閣寺に倣い、自らの隠居所としてこの地に山荘「東山殿」を造営しました。義政没後、その遺志を継ぎ禅寺として改められ、臨済宗相国寺派に属するようになりました。銀閣と呼ばれる観音殿は、金閣寺の金色に対して簡素な佇まいで「わび・さび」の美意識を象徴しています。実際には銀箔が貼られた形跡はなく、後世の人々によって「銀閣寺」と呼ばれるようになりました。東山文化の精神を体現する重要な遺構として知られ、1994年に世界文化遺産に登録されました。

見どころ

銀閣寺のシンボルである観音殿(銀閣)は国宝に指定され、質素ながら洗練された美しさが魅力です。境内は枯山水庭園と池泉回遊式庭園が巧みに配置され、特に「向月台」と呼ばれる白砂の盛り砂や、波紋を表現した「銀沙灘」が有名です。これらは月の光を反射させたり、精神統一を促す空間演出とされます。また、境内の苔庭は四季折々の風情を楽しめる癒しの空間で、散策路からは東山の自然と調和した景観を楽しむことができます。境内から少し登ると銀閣寺を見下ろす展望台があり、京都市街を一望できる絶景スポットとなっています。建築美と庭園美が調和する禅の世界が体感できる場所です

交通アクセス

最寄りの交通拠点:市バス「銀閣寺道」または「銀閣寺前」バス停
JR京都駅からのアクセス:市バス5系統・17系統・100系統で「銀閣寺道」または「銀閣寺前」下車 徒歩約10分

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