高雄にある紅葉の名所。空海ゆかりの寺院で、絶景の展望台や国宝の薬師如来像が見どころ。

正式名称神護国祚真言寺じんごこくそしんごんじ
宗派/御祭神高野山真言宗
所在地〒616-8292 京都府京都市右京区梅ケ畑高雄町5(地図
URLhttps://www.jingoji.or.jp/
見ごたえ5
ベストシーズン秋(紅葉の穴場)

歴史・由来

神護寺は、平安時代初期の弘仁年間(9世紀初頭)に弘法大師空海が再興したことで知られる寺院です。元は「高雄山寺」と呼ばれた寺と、「神願寺」が統合され、現在の「神護寺」となりました。空海が真言密教の道場として活動の拠点とし、日本仏教史上重要な役割を果たした寺院です。平安時代には国家的な寺院として栄え、鎌倉時代以降も多くの文化財や建築が残されました。また、神護寺は数々の学僧を輩出し、日本の仏教文化の発展に大きく寄与した寺として知られています。戦乱や火災による被害を受けながらも、多くの文化財が守り伝えられています。

見どころ

神護寺は、紅葉の名所として全国的に有名です。特に石段の参道や金堂周辺の紅葉は絶景で、山寺ならではの荘厳な雰囲気と自然美が調和しています。金堂は昭和の再建ですが、重要文化財である薬師如来像を安置しています。境内には多宝塔や大師堂、地蔵院などが点在し、歴史的建築物と山の風景が美しく溶け合っています。また、国宝「源頼朝像」や「平重盛像」などの絵画も所蔵し、京都国立博物館などに寄託されています。さらに、神護寺の名物として知られるのが「かわらけ投げ」です。境内の高台から素焼きの皿を投げて厄除けや願掛けを行う体験が人気です。高雄の自然豊かな環境と、歴史深い文化財が魅力の寺院です。

交通アクセス

最寄りの交通拠点:JR「花園駅」または阪急「四条大宮駅」からバス利用
JR京都駅からのアクセス:JRバス「高雄・京北線」で「山城高雄」下車 徒歩約20分(所要約50〜60分)

行ってきました!訪問レポート

まだありません。

寺社旧跡を探す

エリア別

50音別

初詣 祭り 紅葉 紫陽花 雪景色