嵯峨野に佇む静かな寺院。紅葉の名所として名高く、多宝塔や枯山水庭園が風情を醸し出す。

正式名称小倉山 常寂光寺おぐらやまじょうじゃっこうじ
宗派/御祭神日蓮宗
所在地〒616-8397 京都市右京区嵯峨小倉山小倉町3(地図
URLhttps://jojakko-ji.or.jp/
見ごたえ5
ベストシーズン秋(紅葉と苔庭)

歴史・由来

常寂光寺は、慶長年間(1596〜1615年)に日蓮宗の僧・日禎(にっしん)上人によって開かれた寺院です。元々は、嵯峨の本圀寺の塔頭として創建され、後に独立した寺となりました。寺号の「常寂光」は仏教における理想郷「常寂光土(じょうじゃっこうど)」に由来し、喧騒を離れた静寂の地を意味しています。小倉山の中腹に位置することから、自然と調和した景観が特徴で、古くから歌人や文人に愛されてきました。また、周辺は『小倉百人一首』の編纂にゆかりがある地としても知られ、平安時代から続く文化的背景を持っています。

見どころ

常寂光寺は、四季折々の自然美と歴史的建築物が魅力の寺院です。特に秋の紅葉は京都屈指の美しさを誇り、境内一面が真紅や黄金色に染まる様子は圧巻です。参道や境内には美しい石段や苔むした庭が広がり、静寂な雰囲気の中で散策を楽しめます。重要文化財に指定されている本堂(多宝塔)は桃山時代の建築で、小倉山の中腹から嵯峨野を一望できる絶景スポットでもあります。また、茅葺きの仁王門や鐘楼など、趣ある建築物が点在しています。春の新緑や冬の雪景色も美しく、季節を問わず訪れる価値のある寺です。境内はコンパクトながら自然と建築が調和した美しさがあり、心静かに過ごしたい人におすすめの場所です。

交通アクセス

最寄りの交通拠点:JR「嵯峨嵐山駅」または嵐電「嵐山駅」から徒歩
JR京都駅からのアクセス:JR嵯峨野線「嵯峨嵐山駅」下車 徒歩約15分(所要約30〜40分)

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