豊臣秀吉の正室・ねねが建立。美しい庭園や幻想的なライトアップが人気で、桜や紅葉の名所。
正式名称 | 鷲峰山 高台寺 |
宗派/御祭神 | 臨済宗建仁寺派 |
所在地 | 〒605-0825 京都府京都市東山区 高台寺下河原町526(地図) |
URL | https://www.kodaiji.com/ |
見ごたえ | |
ベストシーズン | 秋(紅葉と夜間拝観) |
歴史・由来
高台寺は、1606年(慶長11年)、豊臣秀吉の正室である北政所(ねね)が夫・秀吉の菩提を弔うために創建した寺院です。北政所は開山として、臨済宗建仁寺派の僧・三江紹益(さんこうじょうえき)を迎え、寺の造営に尽力しました。寺名の「高台寺」は、北政所が隠居した「高台院」に由来しています。創建当初は広大な伽藍を誇っていましたが、度重なる火災などで多くの建物が失われました。それでも、北政所ゆかりの寺として、また豊臣家の栄枯盛衰を今に伝える歴史的な存在として知られています。北政所は晩年を高台寺で過ごし、ここで静かに秀吉の冥福を祈りながら余生を送りました。現在もその面影は庭園や建物、文化財に色濃く残されています。
見どころ
高台寺は、美しい庭園と歴史的な建造物が魅力です。重要文化財の開山堂や霊屋(おたまや)には、北政所ゆかりの蒔絵(まきえ)の装飾が施され、豪華絢爛な桃山文化の面影を今に伝えています。庭園は小堀遠州が作庭したと伝わる池泉回遊式庭園で、四季折々の自然美が楽しめます。特に桜や紅葉の季節は格別です。また、境内には竹林の小径や趣ある茶室、臥龍池(がりょうち)などがあり、散策しながらゆったりとした時間を過ごせます。夜間ライトアップ時には池に映る紅葉や竹林が幻想的な雰囲気を醸し出し、多くの観光客が訪れます。さらに、北政所の愛用品や秀吉ゆかりの文化財も展示されており、歴史好きにも見逃せないスポットとなっています。
交通アクセス
最寄りの交通拠点:京阪電車「祇園四条駅」または阪急電車「京都河原町駅」
JR京都駅からのアクセス:市バス206系統「東山安井」下車 徒歩約5分