酒造の神様として信仰される神社。境内には酒樽が並び、特にお酒に関する祈願で訪れる人が多い。

正式名称松尾大社まつおたいしゃ
宗派/御祭神大山咋神 中津島姫命
所在地〒616-0024 京都府京都市西京区嵐山宮町3(地図
URLhttps://www.matsunoo.or.jp/
見ごたえ3
ベストシーズン春(山吹の花)

歴史・由来

松尾大社は、701年に創建されたと伝わる古社で、京都でも最古級の歴史を誇ります。背後の松尾山(標高223m)を神体山とし、古代から山岳信仰の聖地として崇められてきました。主祭神は大山咋神(おおやまくいのかみ)で、山と水を司る神として古来より信仰されています。特に酒造の守護神として知られ、酒造業者からの信仰が篤いことで有名です。平安遷都以前から貴族や庶民に信仰され、平安時代以降は賀茂神社と並ぶ「賀茂・松尾」として京都の守護神の一つとされました。現在でも酒造りの安全と繁栄を祈願する「酒-1グランプリ」などが行われ、全国の酒造関係者が訪れます。

見どころ

松尾大社は、荘厳な社殿や自然美にあふれる庭園が魅力の神社です。本殿は国の重要文化財に指定されており、独特の「松尾造」と呼ばれる建築様式が特徴です。拝殿や楼門なども歴史的価値が高く、重厚で格式ある佇まいを見せています。境内には「亀の井」と呼ばれる霊泉が湧き出しており、この水で酒を仕込むと良い酒ができると伝えられています。庭園は、昭和の作庭家・重森三玲による枯山水庭園や池泉庭園があり、四季折々の自然と調和した美しさを楽しめます。特に4月中旬には山吹(やまぶき)の花が境内を鮮やかに彩り、「山吹の名所」として知られています。秋の紅葉や、春の桜、新緑も美しく、散策に適した神社です。

交通アクセス

最寄りの交通拠点:阪急嵐山線「松尾大社駅」から徒歩すぐ
JR京都駅からのアクセス:JR京都駅から市バス28系統「松尾大社前」下車すぐ、またはJR京都駅から嵯峨野線「嵯峨嵐山駅」乗換、阪急嵐山線「松尾大社駅」下車(所要約30〜40分)

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