禅宗寺院の名刹。水路閣や方丈庭園が美しく、「絶景かな」で有名な三門からの眺めも圧巻。
正式名称 | 瑞龍山 太平興国南禅禅寺 |
宗派/御祭神 | 臨済宗南禅寺派 |
所在地 | 〒606-8435 京都府京都市左京区南禅寺福地町86(地図) |
URL | https://nanzenji.or.jp/ |
見ごたえ | |
ベストシーズン | 秋(紅葉と水路閣) |
歴史・由来
南禅寺は、鎌倉時代の亀山天皇が自身の離宮を禅寺に改めたことに始まります。1291年に無関普門(むかんふもん)禅師を開山として創建されました。日本における禅宗寺院のなかでも特に格式が高く、室町時代には京都五山の上位に位置づけられ、「五山之上」と称されました。江戸時代には徳川家の庇護を受けて伽藍が整備され、今日の壮麗な姿となりました。臨済宗南禅寺派の大本山として、多くの修行僧が学ぶ場であるとともに、禅の精神や文化を今に伝える重要な寺院です。
見どころ
南禅寺の象徴的な建造物は、高さ約22メートルの「三門」です。石川五右衛門の「絶景かな」で知られるこの門は、京都の街並みや東山を一望できる絶好のビュースポットとして人気です。方丈は国宝に指定されており、その内部には狩野派による襖絵が残されています。また、枯山水庭園「虎の子渡し」は小堀遠州の作庭と伝えられ、美しい石組と白砂が印象的です。境内には明治時代に建設されたレンガ造りの「水路閣」もあり、アーチ型のデザインが映えるフォトスポットとして有名です。春の桜や秋の紅葉の時期には特に多くの観光客が訪れ、四季折々の自然と歴史的建造物の調和を楽しむことができます。
交通アクセス
最寄りの交通拠点:地下鉄東西線「蹴上駅」
JR京都駅からのアクセス:地下鉄烏丸線「烏丸御池駅」で東西線に乗り換え、「蹴上駅」下車 徒歩約10分