大原にある天台宗の寺院。静寂な苔庭や往生極楽院の阿弥陀三尊像が見どころで、四季折々の風情が楽しめる。
正式名称 | 三千院 |
宗派/御祭神 | 天台宗 |
所在地 | 〒601-1242 京都府京都市左京区大原来迎院町540(地図) |
URL | https://www.sanzenin.or.jp/ |
見ごたえ | |
ベストシーズン | 秋(紅葉の名所) |
歴史・由来
三千院(さんぜんいん)は、京都市左京区大原にある天台宗の門跡寺院で、延暦年間(8世紀末)に最澄が比叡山に草庵を結んだことに始まるとされます。平安時代以降、皇族や貴族が代々門主を務めた格式高い寺院であり、鎌倉時代に現在の大原に移転しました。長い歴史の中で、信仰と文化の中心として栄え、現在も多くの参拝者や観光客に親しまれています。
見どころ
三千院は、往生極楽院をはじめとする歴史的建造物や、重要文化財の阿弥陀三尊像などが見どころです。苔に覆われた庭園「有清園」や「聚碧園」は、杉木立と苔が織りなす静寂な美しさで知られ、四季折々に風情が変わります。春の桜、初夏の紫陽花、秋の紅葉、冬の雪景色と、自然と建築が融合する景観は訪れる人々を魅了します。また、可愛らしい「わらべ地蔵」も人気の撮影スポットです。
交通アクセス
最寄りの交通拠点:
京都バス「大原」バス停下車、徒歩約10分。
JR京都駅からのアクセス:
JR京都駅から地下鉄烏丸線で「国際会館駅」まで約20分、そこから京都バス(大原方面行き)に乗車し約20分で「大原」下車。バス停から徒歩10分程度で三千院に到着します。